データ活用に興味があれば誰でも参加OK!primeNumber User Groupで、データ活用の悩みを解決しよう #p_UG

primeNumber User Group(通称pUG、パグ)は、データマネジメントの重要性を広め、業界のリーダーを増やすことを目指してprimeNumberが立ち上げたコミュニティです。今回は、pUGのコミュニティマネージャーであるたいがーさんこと北川さん(以下たいがーさん)に、コミュニティの立ち上げ経緯や目的、日頃の活動や、今後の展望などについて話を伺いました。

データマネジメント領域のリーダーを増やし、共に課題を解決する場へ

――このコミュニティが始まった経緯を教えてください

元々はTROCCOというサービス単体のユーザーグループとして運営していました。ですが昨年、データマネジメントや、TROCCOのみならずprimeNumberのサービス全てについて取り上げるため、pUGとして生まれ変わったんです。

https://note.primenumber.co.jp/n/n20d29168ab37

(pUGとして生まれ変わったことをアナウンスした際のイベントレポート)

データ活用やデータマネジメントには、社内にデータ活用を浸透させられない、協力が得られにくいという組織的な課題もあれば、データの収集方法やデータ基盤の構築方法がわからないという技術的な課題もあります。そうした共通の課題を一緒に解決できる場として、pUGを提供しています。

前職でもデータエンジニアの方と一緒に仕事をすることがあったので、データマネジメントの概要は知っていました。ただ私の中でデータマネジメントやデータ活用について広まるべきだという思いが強くなったのは、コミュニティイベントでユーザーの方と会話する機会が増えてからです。どうすればもっと良くなるのかを常に考え続けている参加者の方々の話を聞いて、私たちに何かできることはないかと考えてコミュニティを運営するようになりました。

――pUGのビジョンについて教えてください

pUGのビジョンは「日本のデータマネジメント領域のリーダーを増やす」です。データマネジメントを実践するためには多くの課題があります。だからこそデータに関わる人々が支え合い、解決していくという流れを作りたいと考えています。そのためデータに関する業務に携わるみなさんに発信していただくことでデータマネジメント領域全体を盛り上げて行くことが重要ではと思っています。

また、横のつながりを作ることができる場を提供することで、参加者の助けになりたいと考えています。悩みや課題を言語化できなかったり、どこから解決していいかわからなかったりする時に、頼れる人、相談できる人がいることは大切です。そして、次は自分も誰かの役に立つ、という循環が生まれるのが理想的だと考えています。

――データエンジニアの方々に良くある悩みなどもあるのでしょうか?

データエンジニアの方々の仕事の成果が「あって当たり前」と思われがちなことですね。インフラと同じで、データ基盤がきちんと動いていることが当然で、データがうまく更新、取得されていないと他部署から指摘されることも。実際は、当たり前に動くように裏で誰かが対応しています。コミュニティ活動を通じて、こうした裏側の努力や価値が広まって欲しいと思っています。

データエンジニアの方は各企業に一人しかいないこともあり、孤独なこともあるのではないでしょうか。社外の方に悩みを相談できる場になれば、少しでも気持ちが軽くなるのではないかと思います。

小さな成功体験も、みんなの財産に

――コミュニティではどんな活動をしていますか?

データ活用における課題解決のヒントを共有するようなイベントを中心に行っています。ユーザーのみなさんがどのように課題に立ち向かったかを登壇して共有することもあります。オフラインでのイベントも盛んですが、先日は「アウトプット」をテーマにしたオンラインイベントも実施しました。

https://pug.connpass.com/event/344460/

初回は2022年11月に開催し、これまでに全16回のイベントを実施してきています。現在、conpassの登録者は260人を超え、先日開催したオンラインイベントには約100名の申し込みがありました。

コミュニティの運営には、私と一緒に社外のprimeNumberのサービスユーザーである3名が携わっています。よりユーザーの課題を解決できるコンテンツを考えるためにはユーザーさんと運営していくべきだなと思い、一緒にイベントの企画や運営を行っています。企画ミーティングやイベント毎に振り返りミーティングを実施し、より良いコミュニティになるように全員で頑張っています!

――参加や登壇の条件について教えて下さい

どなたでも参加いただけます!イベントはconnpassで公開しています。製品を検討している段階の方や、データ活用をどう始めたらいいかわからないという方、データ活用に興味関心がある方であれば誰でもぜひ来ていただきたいですね。現在、参加者の約30%は製品を使ったことがない方やフリープランでご利用いただいている方です。

https://pug.connpass.com/

登壇者は、primeNumberのサービスユーザーであればどなたでもぜひお願いしたいなと思っています。登壇するのは敷居が高く感じるかもしれませんが、小さなことでも全然構いません。たとえば「最近こういうコネクタが出たから試してみました」という話でも、実際に使った感想を聞くことができるのは、他のユーザーにとって非常に価値があります。

また、データに関わる話のため、どこまで情報を公開できるかと懸念される方もいらっしゃると思いますが、データの詳細や金額周りの話には触れなくても問題ありません。データの中身や金額の詳細ではなく、みなさんが立ち向かった課題とその解決方法をぜひ話していただきたいです。たとえば「日々バッチを手動で回していたけど、ワークフロー機能で自動化できました」という話だけでも、すごく価値があります。

以前フリープランユーザーの方がTROCCOの使い方のブログを書いてくださったことがきっかけで、登壇を依頼したことがありました。その際「有償契約ではないが大丈夫か」と質問されましたが、他のユーザーの方にとって重要なのはプラン内容ではなく課題の解決方法やツールの使い方だと思ったので、ぜひにとお願いしました。初めての登壇だったそうですが、なぜデータを活用するのかを考えた上でデータ基盤を構築されており、他のユーザーの方からもわかりやすいと好評でした。

https://speakerdeck.com/josephrn/fei-enziniaga0kara-detaji-pan-gou-zhu-woyatutemita

もっと参加や登壇の敷居を下げるために、コミュニティマネージャーとして今も試行錯誤を続けています。

共通言語は「データ」。他社のコミュニティとの共創で広げる可能性

――今後の展望について教えてください

データエンジニア以外の方々も集まる会を開催したいですね。primeNumberのサービスは、データ活用を社内に広めるためのツールです。データエンジニア以外の職種の方にも使っていただき、「データを使うのは特別なことではない、誰にでもできることなんだ」というメッセージを広めたいです。

また、こうした取り組みを通じて、データを大切にする文化を作っていけたらと思っています。「えいや」で決めないで、データをきちんと見た上で判断する。それが当たり前になればいいなと思っていますし、こうした世界を作っていけるのは楽しいことだと思っています。

――他社のコミュニティとのコラボなども考えていますか?

積極的に考えています!一緒にデータ活用を盛り上げていく仲間なので、絶対にやった方がいいと運営メンバーとも話しています。Snowflakeやdbtなどのデータマネジメント関連のコミュニティはもちろん、freeeなどのデータを収集できるサービスのコミュニティとのコラボも面白いかもしれません。データという共通言語があるので、できることはいっぱいあると思います。

――たいがーさんがコミュニティを通じて叶えたい夢はありますか?

いろんな人が参加しやすい空間をどう作っていくか、それが今の課題です。データに関わる人であれば誰でもウェルカムで、データに関わりたいと思っているのであれば学生さんも大歓迎なんです。私自身、学生の頃からコミュニティに参加していた経験がありますし、学生の時から社会人と話す機会を持つことも大きな学びになると思います。

データに関わる人たちの悩みは、「データがない」「どうやって収集したらいいかわからない」「やり方がわからない」など、共通の課題として言語化できることが多いです。一人で悩んでいる時ほど辛いものはないですが、コミュニティに来て他のユーザーさんに聞いてみることで、多くの人が乗り越えてきた壁の乗り越え方を知ることができます。そういった場をこれからも提供していきたいです。


pUGは、日本におけるデータマネジメントの文化を広げるための大切な一歩を踏み出しています。たいがーさんの熱意と共に、このコミュニティがさらに発展し、多くの人にとってデータ活用が当たり前となる世界になる日が楽しみですね。

自分もpUGに興味があるという方は、ぜひ下記からご参加ください。

https://pug.connpass.com/

次回イベントは2025/3/27(木)21時から、オンラインで実施します!

https://pug.connpass.com/event/348423/